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弁理士試験の勉強の第1歩は資格予備校やオンライン講座を一周するところから始まります。したがって、何らかの資格予備校やオンライン講座を受講することがほぼ必須になります。
ここでは、経済状況やこれまでの勉強経験に応じた資格予備校/オンライン講座の選び方を紹介します。
資格予備校かオンライン講座か
弁理士試験の講座は大きく分けて資格予備校とオンライン講座とに分けられます。それぞれのメリット、デメリットから解説していきます。
資格予備校
資格予備校の代表格としては「LEC」や「TAC」が挙げられます。
資格予備校のメリット
講師やスタッフによるサポートが手厚い
資格予備校では講師による生の授業を受け、講師に直接質問することもできます。さらに、勉強のペースをフォローしてくれたり、勉強のやり方まで手取り足取り教えてもらうことができます。
最新情報やノウハウ、合格実績の蓄積がある
資格予備校には長年の受験指導を通じて、出題予想や勉強のポイントに関するノウハウが豊富にあります。また、法改正といった最新情報にも素早く対応してくれます。受験勉強は情報戦なのでこれらの情報が合否を左右するといっても過言ではありません。さらに、多くの合格実績があるため勉強の方向性について心配する必要もありません。
受験仲間と情報交換ができる
資格予備校には弁理士試験合格を目指す仲間(ライバル)が集まります。他の人がどのような勉強をしているか情報収集して自分の勉強に取り入れるといった仲間との切磋琢磨ができますし、ライバルを意識することでモチベーションもアップします。
資格予備校のデメリット
受講料が高価
資格予備校は、講師が生で授業をして、教室等の設備にもお金がかかるので当然受講料が高価になります。1年間受講するだけでも50万円くらいはかかり、何年も合格できないと、雪だるま式に受講料が増えて100万円を軽く超えるといった話もよく聞きます。したがって、経済的な余裕がなければ受講自体困難です。
地方には教室がない
弁理士試験の予備校の教室は東京、大阪がほとんどであるため、地方の受験生は通学講座を受けることが不可能です。通信講座も用意されていますが、資格予備校の大きなメリットである「講師による生の授業とサポート」を十分に受けることは難しいです。
オンライン講座
オンライン講座としては、「アガルート」、「資格スクエア」、「スタディング」が挙げられます。
オンライン講座のメリット
資格予備校よりも圧倒的に安価
オンライン講座は教室を持たず、事前に録画した講義ビデオを視聴する形式であるため、資格予備校と比較すると大変安価です。講座によっては10万円を切る講座もあります。したがって、気軽に始めやすいです。
いつでもどこでも自分のペースで勉強ができる
資格予備校のように授業スケジュールがあるわけではないので勉強したいときに自由に勉強することができます。また、スマホ一つで勉強ができるので場所を選ばずに外出先や移動中であっても勉強することができ、スキマ時間を大いに活用することができます。
オンライン講座のデメリット
勉強のペースややり方は自分で確立しなければならない
オンライン講座では、個々人に合わせた勉強のやり方は教えてくれませんし、勉強のペースを管理してくれるわけでもありません。あくまで、ツールや知識を提供してくれるだけなので、勉強のやり方や管理は自分でしっかり行わなければなりません。
情報は自分で集める必要がある
オンライン講座は歴史が浅く、出題予想や法改正といった情報面で資格予備校よりも不利です。また、受験仲間を作りにくく仲間からの情報収集も難しいです。したがって、自分で情報収集をする必要があります。
まとめ
以上、資格予備校とオンライン講座のメリット、デメリットについて解説しました。以下、資格予備校が向いている人、オンライン講座が向いている人についてまとめます。私の考えとしては、弁理士試験にお金をかけることができるのであれば、資格予備校を選んでおけば間違いないです。ですが、私のように弁理士試験にお金をかけられなくてもオンライン講座を活用することで合格することができる時代になっています。
資格予備校が向いている人
- 大都市に住んでいてかつ通学可能である
- 弁理士試験にお金をかけることができる
- 時間をお金で買うことで一発合格や短期合格を目指したい
オンライン講座が向いている人
- 地方に住んでいて通学が困難である
- 弁理士試験にお金をかけることができない
- 数年かかってもよいので自分のペースで勉強がしたい
- 自分なりの勉強のやり方が確立できている
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