大学や難関資格に働きながら合格するための勉強法

就職・転職活動

社会人が資格取得や大学入試に挑戦しようとしても、勉強時間がなかなかとれなかったり、勉強から遠ざかっていたりして上手く勉強が進まず挫折してしまうことは多いかと思います。

高専時代の成績が中の下で勉強嫌いの私が社会人として働きながら大学編入試験や弁理士試験に合格した経験を基に、忙しい社会人が働きながら大学や難関資格に合格する効率のよい勉強法について解説します。

体力のある若いうちに勉強に打ち込む

大学や難関資格に合格するためには勉強の質や効率も大事ですが、まずは勉強量をこなすことが重要です。勉強の質や効率は勉強量をこなさないと改善できないためです。

働きながら大学や難関資格に合格するためには仕事以外のプライベートの時間の多くを勉強に割かなければなりません。

もし、あなたが体力と自由に使える時間があって、勉強によって成し遂げたいことがあるのであればできるだけ早く勉強に取り組むべきです。理由としましては、体力・時間の問題と、勉強で人生を変えることができるのは若いうちに限られるからです。

働きながら難関試験に合格するには、勉強に集中できる時間が平日2~3時間、休日7~8時間は確保したいところです。しかし、結婚して子供がいたりすると、その2~3時間を確保することも難しくなっていきます。さらに、年齢を重ねると仕事の責任、家庭、体力の低下が重なり、仕事終わりに勉強することがどんどん辛くなっていきます。

そして、年齢を重ねるほど重視されるのは資格や学歴ではなく実務経験になっていきます。資格や試験の勉強打ち込むことは20代で卒業して、30代からはそれを活かせるように実務経験を積んだり、ビジネスの立ち上げなど答えのない問題に取り組んできたいところです。

過去問と王道テキストで最短ルートを行く

どんな試験でも効率よく勉強上で最も重要なテキストは過去問です。

過去問は「合格させるにはこれくらいできて欲しい」という出題者からのメッセージです。過去問がそのまま本試験に出ることはありませんが、例えば10年分の過去問を解いてゆくと出題傾向の推移や頻出問題などから出題者の考えが見えてきます。

傾向が掴めると、重要な分野とそうでもない分野がはっきりして勉強の優先順位付けができるようになり、勉強の効率がアップします。いきなり過去問を解いても解けないと思いますが、過去問とその解説をざっと眺めて、出題傾向をしっかりと掴みましょう。

過去問で出題傾向を掴んだらその他のテキスト選びです。

テキストはマニアックなものではなく多くの受験生が使っている王道のもの(例えば、通販サイトで多くのレビューが付いた高評価のもの)を選びましょう。王道のテキストを繰り返し解いて「他の受験生が当たり前に解ける問題を当たり前に解くことができる」力をつけていきます。

逆にやってはいけないことは、マニアックな難解テキストに手を出したり、様々なテキストに中途半端に手を出すことです。

アウトプット中心の勉強をする

テキストを読むといったインプットの勉強は心理的負荷が少なく、だらだら眺めて勉強した気になりがちです。

インプットの勉強に深入りせずに、ある程度インプットしたら、実際に練習問題や過去問を解くといったアウトプットをしていくべきです。アウトプットとインプットの比率としては7:3くらいで勉強していました。

とはいえ、わからない問題を考え続けることは時間の無駄なので、ある程度考えたらさっさと解説を読んでしまいます。アウトプットで浮かび上がった課題をテキストを読んでインプットしていきます。

このようにインプットとアウトプットのサイクルを高速で回すことでアウトプットできる内容が増えて勉強の効率が上がっていきます。

勉強時間、科目を記録して明日に活かす

勉強の方向性が定まったとしても、ただ闇雲に勉強するだけでは後も先も見えずにモチベーションが上がらないし、明日の勉強に活かすこともできません。

勉強時間と科目はアプリを使って記録します。こうすることで1日の勉強時間や科目毎の割合が見えるようになり、昨日よりさらに勉強時間を増やしたり、科目の偏りを修正したりすることができるようになります。また、自分が1日に勉強できる量も把握できるようになります。

勉強時間をアプリのタイマーで測ってみると、取り掛かるまでの時間や休憩などで意外と勉強できていないことがわかります。私の場合、休日勉強に充てた時間が10時間とすると実際に勉強してたのは6~7時間程度だったりしました。

さらに、勉強記録を積み重ねていくことで、試験直前に振り返って「これだけやったから大丈夫」と自信にも繋がります。

やる気・モチベーションを保つ工夫

自分で始めた勉強とはいえ、勉強することはやはり億劫で楽しくないことも多いです。そのため、私が大学受験や弁理士試験の勉強で実際に行ったテクニックを紹介します。

50分勉強、10分休憩を繰り返す

人間の集中力が持続するのは長くて40分から50分程度です。40分から50分勉強したら時間を決めてしっかり休憩しましょう。

休憩時間の過ごし方は自由ですが、私の場合は「映画やゲーム実況を10分づつ観ていく」という休憩の仕方をしていました。ゲームやスマホ操作のような頭を使う作業は避けて休憩するとよいです。

音楽はしっかり活用

勉強中の音楽については賛否ありますが私は聴く派です。勉強は基本的に楽しくないので少しでも楽しめる要素があると勉強へのハードルも下がって結果として勉強量を増やすことができると思います。どんな形であれとにかく勉強を始めてしまうことが大事です。

とはいえ、歌詞があるような音楽は集中を妨げるので、リラックスできる歌詞なしの音楽にしましょう。勉強が進んでゾーンに入れば音楽なんて聞こえなくなってくるはずです。私は、モニタに車載動画やライブカメラの映像を流したりもしていました。

勉強場所を変えてリフレッシュ

家での勉強を1日続けることは変化がなくとても退屈なものです。

私は、午前カフェ、午後家といった具合に勉強場所をいろいろと変えて、常に新たな気分で勉強できるようにしました。

まとめ

以上、私の勉強法をまとめますと「王道ルートで、アウトプットを意識して、勉強記録を積み上げ、続けられる工夫をする」になります。

私は勉強の計画表を作ったりはせずに日々これを実践していくスタイルで勉強しています。「勉強の計画が立てられない」、「ハードルが高くてなかなか勉強を始められない」という方の参考になればと思います。

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