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弁理士試験の勉強を始めたいけれど独学では難しそう。資格予備校は費用が高いし、オンライン講座では合格できるのか不安といった方も多いのではないでしょうか。
私は、オンライン講座を中心に勉強して、必要に応じて資格予備校の模試を利用しながら総額15万円で弁理士試験に合格しました。
弁理士試験の合格体験記は、以下にまとめています。
費用15万円で合格する弁理士試験の合格体験記
この記事ではオンライン講座と資格予備校を使い分けながら費用を節約して弁理士試験に合格した経験をもとに資格予備校とオンライン講座の比較や各予備校・講座について解説していきます。
資格予備校とオンライン講座の比較
弁理士試験の講座は大きく分けて資格予備校とオンライン講座とに分けられます。それぞれのメリット・デメリットから解説していきます。
資格予備校のメリット・デメリット
資格予備校の代表格としては「LEC」や「TAC」が挙げられます。

資格予備校のメリット
講師やスタッフによるサポートが手厚い
資格予備校では講師による生の授業を受け、講師に直接質問することもできます。さらに、勉強のペースをフォローしてくれたり、勉強のやり方まで手取り足取り教えてもらうことができます。

最新情報やノウハウ、合格実績の蓄積がある
資格予備校には長年の受験指導を通じて、出題予想や勉強のポイントに関するノウハウが豊富にあります。また、法改正といった最新情報にも素早く対応してくれます。受験勉強は情報戦なのでこれらの情報が合否を左右するといっても過言ではありません。さらに、多くの合格実績があるため勉強の方向性について心配する必要もありません。

受験仲間と情報交換ができる
資格予備校には弁理士試験合格を目指す仲間(ライバル)が集まります。他の人がどのような勉強をしているか情報収集して自分の勉強に取り入れるといった仲間との切磋琢磨ができますし、ライバルを意識することでモチベーションもアップします。
資格予備校のデメリット
受講料が高価
資格予備校は、講師が生で授業をして、教室等の設備にもお金がかかるので当然受講料が高価になります。1年間受講するだけでも50万円くらいはかかり、何年も合格できないと、雪だるま式に受講料が増えて100万円を軽く超えるといった話もよく聞きます。したがって、経済的な余裕がなければ受講自体困難です。

地方には教室がない
弁理士試験の予備校の教室は東京、大阪がほとんどであるため、地方の受験生は通学講座を受けることが不可能です。通信講座も用意されていますが、資格予備校の大きなメリットである「講師による生の授業とサポート」を十分に受けることは難しいです。

オンライン講座のメリット・デメリット
オンライン講座としては、「アガルート」、「資格スクエア」、「スタディング」が挙げられます。



オンライン講座のメリット
資格予備校よりも圧倒的に安価
オンライン講座は教室を持たず、事前に録画した講義ビデオを視聴する形式であるため、資格予備校と比較すると大変安価です。講座によっては10万円を切る講座もあります。したがって、気軽に始めやすいです。
いつでもどこでも自分のペースで勉強ができる
資格予備校のように授業スケジュールがあるわけではないので勉強したいときに自由に勉強することができます。また、スマホ一つで勉強ができるので場所を選ばずに外出先や移動中であっても勉強することができ、スキマ時間を大いに活用することができます。

オンライン講座のデメリット
勉強のペースややり方は自分で確立しなければならない
オンライン講座では、個々人に合わせた勉強のやり方は教えてくれませんし、勉強のペースを管理してくれるわけでもありません。あくまで、ツールや知識を提供してくれるだけなので、勉強のやり方や管理は自分でしっかり行わなければなりません。

情報は自分で集める必要がある
オンライン講座は歴史が浅く、出題予想や法改正といった情報面で資格予備校よりも不利です。また、受験仲間を作りにくく仲間からの情報収集も難しいです。したがって、自分で情報収集をする必要があります。
資格予備校とオンライン講座の比較まとめ
以上、資格予備校とオンライン講座のメリット、デメリットについて解説しました。以下、資格予備校が向いている人、オンライン講座が向いている人についてまとめます。私の考えとしては、弁理士試験にお金をかけることができるのであれば、資格予備校を選んでおけば間違いないです。ですが、私のように弁理士試験にお金をかけられなくてもオンライン講座を活用することで合格することができる時代になっています。
資格予備校が向いている人
- 大都市に住んでいてかつ通学可能である
- 弁理士試験にお金をかけることができる
- 時間をお金で買うことで一発合格や短期合格を目指したい
オンライン講座が向いている人
- 地方に住んでいて通学が困難である
- 弁理士試験にお金をかけることができない
- 数年かかってもよいので自分のペースで勉強がしたい
- 自分なりの勉強のやり方が確立できている
おすすめ教材とその使い方については、下記の記事に詳しくまとめています。
弁理士試験独学のためのおすすめ参考書と勉強法
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