高専からの大学編入おすすめ参考書と勉強法

社会人からの大学編入

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高専4年生になってそろそろ大学編入の勉強を始めたいけれど何を勉強するべきで何から始めてたらよいのかわからない人も多いと思います。

この記事では、私が社会人から大学編入した経験をもとに大学編入試験を受けるにあたっておすすめの参考書や勉強法を紹介します。

これらの勉強をしっかりとこなせば数学や物理といった基本科目の筆記試験や口頭試問に対応できる基礎力を身に着けることができます。

先ずは志望校の過去問を入手!

大学編入試験に限らず、定期テストや資格試験などあらゆる試験において、真っ先にやるべきことは過去問を入手して出題傾向を知ることです。

過去問は「これだけは理解していて欲しい」という大学からのメッセージかつ最高の情報源です。

しかし、大学編入試験の過去問は書籍として出回ってはおらず、大学のホームページで公開されていないケースもあるため、高専の学生課や先輩・友人から入手したり、大学の図書館で印刷して入手するなどあらゆる手を使って入手しましょう。

これからおすすめの問題集を紹介しますが、最初から最後までダラダラと解くのではなく、過去問をベースに頻出問題を重点的に解くなど勉強にメリハリをつけるべきです。そして、問題集に気を取られて過去問から決して離れないように勉強するようにしましょう。

高専の教科書は不親切なことが多い

手元にある教材として高専で使っていた教科書がありますが、特に不満なところは練習問題の解説が一切なく、巻末に答えだけが載っていところです。

解説がないので「なぜこの答えになるのか」を延々と考えつづけることになるのですが、勉強した気になるだけで正直時間の無駄です。

解説がない参考書は勉強の効率を大きく下げるので避けた方がよいです。

解説が丁寧な参考書をつかって、「少し考えてわからないならさっさと解説を読んで、次の問題に進む」ことで参考書を回すサイクルを速くすることが大事だと思います。

王道の問題集を使ってたくさん問題を解く

私は、ネットで大学編入試験の体験記を色々調べて王道と呼ばれる参考書を選びました。参考書選びで重要なことは以下の通りです。

  • 過去の編入生の多くが使っている実績があるもの
  • 問題の解説が丁寧であること

どのような試験でも王道と呼ばれる問題集が存在するかと思います。このような問題集をしっかりやり込むことで「他の受験生が当たり前に解いてくる問題を当たり前に解く」という力をつけることが大事だと思います。

マニアックな問題集には手を出してはいけません。マニアックな問題を覚えても試験に出る確率も低いし、仮に出て解けなかったとしても他の受験生も解けないので差はあまり出ないと思います。

他の受験生が当たり前に解いてくる問題を落とす方がはるかに致命傷です。

微分積分、微分方程式のおすすめ参考書

理工学部の大学編入試験における頻出科目である微分積分と微分方程式。大学編入後もかなり使うので大学編入後も見据えてしっかりマスターしておきたいところ。

しかしながら、高専の授業についていけなかったりテストで赤点を取ったりと苦い思い出のある学生も多いと思います。私も高専時代そんな学生だった上に、社会人になってから大学編入を目指したので知識は忘却の彼方へ。そんな私が大学編入試験に向けて使った参考書を紹介します。

これらの問題集は例題や練習問題の解説がしっかりとしていて、私のように勉強からしばらく遠ざかって基本的なことすら忘れていた状態からでも進めることができました。進め方としては、単元毎に、

  • 例題の解説を読みながらノートに書き写して解き方を理解する。
  • 例題の解き方を基に練習問題を解いてみる。
  • 練習問題でわからないところは巻末の解説を読みながらノートに書き写して解き方を確認する。

という感じで進めていきました。結構ボリュームがあるので1周するのに1か月以上掛かったと思いますが、しっかりと基礎固めができたと思います。微分積分、微分方程式に関してはほぼこの本しかやっていないです。

線形代数、その他数学のおすすめ参考書

微分積分等と同様に線形代数も王道のテキストをしっかりとやり込んで他の受験生が確実に解いてくる問題を落とさないことが重要だと思います。私は、社会人から大学編入試験に挑戦したので高専時代の勉強内容をすっかり忘れており、「対角化って何?」というようなレベルでした。

私は、大学編入経験者のブログ等を調べて下記の本を選びました。この本も例題や練習問題の解説が充実していて、何度も繰り返すことで解法パターンを頭と体に覚えさせることができたと思います。線形代数のポイントとしては、行列に対してミスなく確実に処理を行う実技的な側面もあるので、手を動かして頭だけではなく体にもしっかりと覚えさせることが大事だと思います。微分積分で疲れた頭を線形代数の作業でリフレッシュさせるつもりで楽しみながら勉強できるとよいと思います。

私の高専での大学編入試験向けの授業のテキストは下記の本で大学編入試験に挑戦するにあたってこの本も購入しました。この本は、実際の編入試験問題をベースに構成されていて解説も充実しています。勉強の早い段階から実際の過去問に触れることは大事なので、高専でしっかり勉強していて基礎知識があるという人はこの本から始めてもよいと思います。高専生の多くは春休みからこのテキストで勉強してくると思います。

しかし、私の場合は、基礎知識すら忘れ去っていたので、いきなりこの本はハードルが高かったので、このブログで紹介した他のテキストで基礎を作るところから始めました。結局、これらのテキストで手一杯だったので、この本はあまり使いませんでした。

物理(力学)のおすすめ参考書

工学部の大学編入試験において数学と並んで出題されることの多い力学。あまり面白い勉強ではなかった微分積分や微分方程式の知識を使って実際の物理現象を解いてゆくので、力学と数学とを関連付けながら勉強していきたいところです。

私の大学編入試験の物理(力学)で合格の決め手になった本が「演習力学」です。この本は単元ごとに解説、例題、練習問題の順で進んでいき、解説も丁寧です。あまり厚い本ではないので何周もして、遂にはカバーが擦り切れてしまいセロテープで補修したりもしました。この本を何周もすることで単に問題が解けるだけでなく力学の本質を理解できると思います。本試験の口頭試問でもそれが役に立ちました。

まとめ

これらの参考書に早い段階から着手してこなしていけば合格に必要な数学、物理の基礎力はしっかりと身に着けられると思います。

しかし、専門科目の試験もあるので高専での授業や定期テスト疎かにせずにしっかりと取り組みましょう。

私の経験とこれらの参考書が皆様の合格の一助になればと願います。

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