社会人として働きながら勉強して大学工学部に合格した経験を基にして大学編入試験の合格戦略についてまとめます。
まずは過去問を入手!
大学編入試験に限らず、定期テストや資格試験などあらゆる試験において、真っ先にやるべきことは過去問を入手して出題傾向を知ることです。
しかし、大学編入試験の過去問は書籍として出回ってはおらず、大学のホームページで公開されていないケースもあるため、高専の学生課や先輩・友人から入手したり、大学の図書館で印刷して入手するなどあらゆる手を使って入手しましょう。
私の場合は、試験が口頭試問だったので文書としての過去問がなく、大学編入した高専時代の同級生に編入生の知り合いを紹介してもらおうとしましたが上手くゆきませんでした。そこで、出題内容として明記されている「口頭試問(数学、物理を含む)」という情報と、筆記試験形式の他学科の数学や物理の過去問から勉強すべき範囲の絞り込みを行い、微分積分、微分方程式、線形代数、力学を勉強することにしました。
早めに勉強をスタートしてライバルに差をつけておく
高専時代を振り返ると、多くの同級生達は2月下旬の学年末試験が終わって春休みの開始と共に大学編入試験の勉強を始め、6月に試験本番を迎えます。春休みの約1か月間は授業が全くないので、現役生達はここで一気に勉強してきます。
一方で、私は社会人として働いていたので使える時間は平日の夜と休日しかありません。そのため、私は10月から勉強をスタートして翌年の6月に試験本番を迎えるスケジュールで勉強をしました。1日の勉強時間は2~3時間程ですが毎日積み重ねることで現役生よりも勉強時間を確保できたと思います。もし、現役生であれば、前年秋から少しづつ大学編入試験の勉強を開始していれば春休み開始時点でライバルに大きな差をつけることができます。
1日の勉強時間と勉強内容を記録しておく
1日の勉強時間と勉強内容は記録するようにします。これらの記録はアプリで簡単にとることができます。闇雲に勉強してもモチベーションがあがらずに息切れしてしまったり、勉強内容が偏ったりしがちです。
そこで、記録をつけることで、日々達成感を感じることができ、「昨日よりもう少し長く勉強してみよう」とモチベーションアップにもつながります。また、勉強内容の内訳がグラフでみれたりするので勉強内容の偏りにも気づくことができます。
そして、試験直前の不安な時期に勉強記録を振り返ることで「これだけやったから大丈夫」と自信を持つこともできます。
まとめ
合格戦略としては、「ライバルよりちょっとだけ早くスタートを切り」、「過去問に沿って」、「日々勉強記録を積み重ねていく」というたった3つだけです。細かく勉強の計画を立てても、計画と自分ができる勉強量とが乖離していて、計画通りに行かず、勉強をやめてしまうという結末になるケースは多いと思います。それよりも単純明快な戦略に沿ってとにかく毎日机について勉強してみながら勉強内容を日々改善していくことが大事だと思います。
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