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弁理士試験の最初の関門、短答式筆記試験。ここ数年、難化傾向にあり合格率が10%を下回ることも。ここでは、あまりお金を掛けずに勉強スタートから短答試験を攻略するための教材選びについて紹介します。
まずは、試験の全体像を知る
弁理士資格に興味はあるけれど、「難しそうだけど勉強が続けられるか不安」、「資格予備校やオンライン講座はそれなりの価格で躊躇している」という方も多いと思います。資格予備校を受講し始めて「思っていたものと違う」、「興味が湧かなくて続けられそうにない」といったことにならないように、先ずは、弁理士試験全体について大まかに解説したテキストを読んでみるとよいと思います。
勉強のコツや試験のポイントについても解説されているので勉強法で迷ったときの羅針盤にもなると思います。このような書籍はいくつか出版されていますが、私も受講した「スタディング」の伊藤講師の書籍を紹介しておきます。
必要な教材
メインの教材
お金をあまり掛けないことが本ブログの趣旨ですが、弁理士試験を書店の本だけで突破するのは困難です。それは、出題範囲が膨大である上に、個々の専門書は存在するものの試験用ではないので、初学者が読み進められるようなものではないためです。そのため、何らかの形で最初から最後まで講師による「弁理士試験向けの授業」を受ける必要があります。
どの講座を選ぶかについては、どれでもよいと思いますが予算と自身の勉強のやり方と合っているかで決めるとよいと思います。私は、費用を抑えたかったのと、自身の勉強のやり方がある程度確立していたのでオンライン講座を選びました。
サブの教材
四法対照は必須
弁理士試験は法律の試験なので法文集は必須です。法文集は四法対照を使って特許、実用新案、意匠、商標を対比しながら書き込みやマーカーを引いて「自分だけの法文集」を作り上げていきます。
過去問集は必須
メインの教材(講座)を一周したら、過去問集を何度も回していきます。過去問集の王道はLECの短答過去問集で、解説が丁寧かつ正確性が高いので学習効率も上がると思います。
工業所有権法逐条解説(青本)はなくても可
カバーが青いので青本と呼ばれている本です。条文の解説集といったところで、資格予備校のテキストの解説もこの本が出典となっていることが多いです。かなり分厚く重いので持ち運びも大変で、法改正があると最新版ではなくなってしまいます。特許庁のホームページでpdfが無料で公開されているので、購入する必要性は低いです。わからないところを辞書的に調べる目的で購入してもよいかと思います。
私は購入したものの、少しマーカーを引いたくらいで短答式試験の学習ではあまり使わなかったです。優先度的には、講座のテキスト→過去問→法文集→青本といったところです。
短答模試
資格予備校が行っている模試に参加して、本番に近い環境に慣れておきたいところです。短答式試験はマークシートなので費用はそこまで高くはないです。資格予備校が近くにない人は自宅受験になりますがそれでも参加しておきましょう。模試はLECやTACが王道です。
まとめ
弁理士試験の短答式試験の教材は下記の通りです。どの試験にも共通することですが過去問と王道の教材で学習して、様々な教材に中途半端に手を出さないことが大事だと思います。
- 講座(資格予備校またはオンライン講座)
- 四法対照
- 短答過去問集
- 短答模試
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