お金を掛けない弁理士試験の合格体験

弁理士試験の勉強

理系向けの資格の中で最難関とも言われる弁理士試験。他の資格のように書店でテキストや過去問を買って勉強するだけでは合格が難しく、資格予備校やオンライン講座を活用することになると思います。しかし、大手資格予備校の場合、通い始めるだけで最低でも40万円、合格できずに受講期間が延びていくと予備校に払うお金はどんどん膨らんでいき100万円以上払うことになるケースもよく聞きます。私のように、このような大金をポンと出せる状況にない人も多くいると思いますので、ここでは、オンライン講座を活用してできるだけお金を掛けない弁理士試験の合格体験を解説します。

総額15万円以下、3年の勉強で弁理士試験合格

先ずは、私の弁理士試験合格までの流れを簡単に説明します。なお、弁理士試験の試験内容については割愛します。

初年度→短答不合格

2019年の10月から最安値のオンライン講座で勉強を開始しました。

教材選びについては下記リンク先にまとめました。

お金を掛けない弁理士試験の教材選び(短答編)

オンライン講座のビデオを視聴したほか、四法対称、短答過去問集、予備校の短答模試を使用しました。試験本番は、新型コロナの影響で2020年の9月下旬でした。結果は32点で不合格でした。

2年目→短答合格、論文不合格

2021年の5月に特許事務所に転職して、弁理士試験に合格するしか道はなくなりました。そのため、必死で勉強しましたが模試の点数は30点台で伸び悩みました。試験本番は、2021年の7月下旬でした。手応えはあまりありませんでしたが、なんと、合格基準点ピッタリの39点でギリギリ合格していました。

勉強内容は下記リンク先にまとめました。

お金をかけない弁理士試験の勉強術(論文編)

しかし、ここで燃え尽きてしまったのか、論文試験の勉強にあまり力が入らず、8月下旬の試験本番で全くといっていいほど何も書けず、ひどい点数で不合格となりました。

3年目→短答免除、論文合格、口述合格

前年の論文試験で全くといっていいほど手も足もでなかったことから危機感を感じて、論文試験後直ぐに次年度に向けた勉強に取り組みました。過去問や答練(お金がなかったのでフリマサイトで中古を入手)を時間を計りながらひたすら紙に書いて、様々な出題パターンと文章を書くことに慣れるようにしました。試験本番は2022年の7月上旬で、去年よりは書けた実感はあったものの合格発表まで不安を感じながらひたすら待ちました。結果は合格でした。

勉強内容は下記リンク先にまとめました。

お金をかけない弁理士試験の勉強術(論文編)

論文合格発表から最後の口述試験まで約1か月しかないので、家族や弁理士の先輩に練習に付き合ってもらったり、予備校の模試や会派の練習会をこなしながら、口述アドヴァンスドテキストを徹底的にやりこみました。必死で勉強した甲斐があって10月下旬の試験本番では特実、意匠は雑談まで進み、商標は時間ギリギリで終わったので合格を確信し、そして、実際に合格することができました。

まとめ

合格まで3年かかりましたが、予備校に通わずにオンライン講座と市販テキスト、中古の予備校テキスト、短答模試、口述模試で合格することができたので、受験料含めても15万円程で合格することができました。弁理士に興味はあるけれど経済的に余裕がない方の参考になればと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました